軽貨物って何だろう?

 

 

最近は軽自動車の人気が安定し、さまざまなタイプがさらに増えていますよね。
ワンボックスのようなものがあったり、改造して介護用として使う、というケースも出てきています。
でもざっくりと大きく分けると、「人を乗せる用途の車」と「モノを乗せて運ぶ車」の2つになります。
軽自動車のなかで「モノを乗せて運ぶ車」が「軽貨物」というカテゴリになります。
ここではそんな「軽貨物」の自動車についてチェックしてみましょう。


 

軽貨物とは?

 

「軽貨物」とは、軽自動車のなかの「貨物車」です。
ナンバープレートの色は、「黄色」と「黒色」のいずれかとなっており、「4ナンバー」になっています。

 

  • 黄色地の4ナンバー … 自家用の軽貨物車
  • 黒色地の4ナンバー … 事業用、営業用の軽貨物車

 

自家用の軽貨物車は、税金面でメリットがあることなどから、地方などでの足代わりとしてのニーズが合ったり、若年層のユーザーは自動車保険が5ナンバーよりも多少安く抑えられる面もあることから、チョイスされることもあるようです。
車の形としては、ボックスタイプのもの以外にも、荷台がオープンな軽トラックなどもあります。
農作業や水産業で運搬するといった用途で利用されることも多いようです。

 

黒色のナンバープレートの事業用、営業用の貨物車は運動業者など、配送を仕事として行うための専用の車、といった感じですね。
きちんと届け出をして、黄色ナンバーから黒色ナンバーにしてからでないと、営業はできません。

 

こんな車が軽貨物にあたる!

 

ここではカンタンに軽貨物と分類されている車にはどんなものがあるか、確認してみましょう。

 

軽トラック

 

荷台部分がオープンになったいわゆる「軽トラ」と呼ばれるもの。
オープンな分、工夫すればかなり多くの荷物を積み込むことができるのがメリット。
とはいえ、オープンですから、天候に影響を受けることが多く、また施錠ができないというデメリットもあります。
農作業や水産業など、さまざまな業種のかたに使われています。
車両価格はかなりお値打ちなライン。

 

ワンボックスタイプ

 

軽トラックと違い、雨風の影響も受けず、さまざまな荷物の搬送に向いたボックスのような形の車。
バックドアとともに、再度のドアからも荷物の搬入出が可能です。
事業用で配送業務などによく使われる車です。
値段は一般的な軽自動車並みですが、あれこれついていない分リーズナブルな部類です。

 

ハコ車

 

ハコ、というと、ワンボックスタイプと混同してしまいそうですが、これは荷台部分が「はこ型」になったもの。
後部で開閉する軽トラックのことです。
このタイプですと、軽トラックでも雨や風に影響も受けないため、水濡れが心配な荷物も大丈夫。
施錠もできますので、大事な荷物も安心して運べます。
ただ積み込み口が後方にしかないため、用途がやや限られます。

 

ほろ車

 

軽トラックベースで、荷台部分が風雨除けで覆いがされた貨物車。
ガーデニングのお店や引っ越しの荷物の運搬など、ワンボックスタイプでは運びにくい荷物の運搬などに利用されているようです。
ただほろの部分は施錠ができないのがデメリット。
衛生面が気になる荷物や水濡れNGな荷物も不向きです。

 

冷凍車・冷蔵車

 

ハコ車の後方の荷台に冷凍、冷蔵機能を搭載した車。
要冷蔵や要冷凍の食材の運搬に専門的に使われている車です。
またそういった機能を持っていることから、医薬品の運搬にも使われているようです。
ただそういった機能がある分、車両価格にも影響しますし、その機能の部分のメンテナンスも必要になります。

 

軽貨物と普通の軽自動車は何が違うの?

 

軽貨物車と、一般的な乗用の軽自動車との違いはどういったことがあるのか?
それは以下の通りです。

  • 車両は乗り心地よりも、荷物を載せる目的から耐久性を重視している
  • 外装や内装についても、コストを抑えることを重視して必要最低限度のシンプルなものになっている
  • 自動車税が普通の乗用の軽自動車よりも、軽貨物のほうが安い
  • 自動車保険は普通の乗用軽自動車は一般のもので年齢で保険料が変わるが、軽貨物は年齢条件の設定がない

 

特にコスト面で際立った違いは税金と自動車保険ですね。
税金は軽貨物のほうが安いのがメリットなんですが、自動車保険はユーザーによっては、軽貨物のほうが安くなる場合もあれば、逆に割高になる場合も・
軽貨物の保険料は一般の保険と比べて若年層の場合は割安に、年齢が上がると割高になります。

 

軽貨物だからこその保険

 

軽貨物の自動車保険選びは一般の乗用の軽自動車と比べてちょっと面倒な場合が。
特に事業用で軽貨物を使う場合は自動車保険そのものが限られてきます。
代理店型でないと受け入れそのものができず、結果的に割高になることがほとんど。

 

また事業用ではない軽貨物の場合は、ユーザーの年齢によって乗用の軽自動車と軽貨物の保険料比較ではどちらが安いかは変わってきますし、保険会社によっても差があるので、複数見積もりを取るのがおススメです。

 

【まとめ】軽貨物は「働くための車」のニュアンス

 

いかがでしたか?
軽貨物は基本「荷物を運ぶこと」を主とした車ですので、普段使いで人を乗せる場合は乗り心地などは劣ります。
でも仕事でモノを運ぶのには適した車で専門的な仕様の車もあります。
特徴をしっかり把握して自分の用途に合った車を選ぶとよいでしょう。

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